夏のランとして贈答川のラン鉢として人気が商いグラマトフィラムは、南アジアを中心とした原産地で、樹木に着床して育つ。
語源はギリシヤ語で文字を意味するgramma (グラマー)と麝を意味するphyllon (フィロン)から。

本来は花弁の入った斑の姿から名付けられたと思われる。よく目にするグリーンのグラマトフィラム‘ヒヒマヌ’は園芸品種として改良されたものだ。

切花としては国内外ともにごく少量しか流通していないが、高知県のオーキッドフジタでは5、6年前からアメリカへの輸出を行っている。多くの切花のランが長く日持ちするのに対し、この花は1週間程度の日持ちしかないというデメリットがある。

にもかかわらず、暑い夏に爽やかな緑の花色と美しいラインを魅せるこの花には安定した人気がある。日本では流通していないがニューヨークでは他国からの斑入りのグラマトフィラムの切花も多くはないが流通している。

しかし、草姿、花のクオリティ、日持ちの点において、高知産のグラマトフィラムを超えるものがないという評判も支持されている理由のひとつ。1メートルほどの長さのある花姿は、ニューヨークのきらびやかなパーティー会場を彩るのにぴったり。決して廉価ではない価格帯ながらも安定した人気には、きちんとしたクオリティと人を惹きつける魅力がある。

フランスの夏といえばバカンス。その賑やかで華やいだイメージを、シャクヤクのブーケで表現した。 堅苦しい印象にならないよう、リョウブやアルケミラモリスなど季節の枝物やグリーンをたっぷり合わせて空間を収り、爽やかな夏の風が通る雰囲気に。シャクヤクは花が取いので、組んでいく際にはクッションのグリーンをしっかり挟んで安定させる。花が開くスペースを考えて束ねることも重要。

ヨーロッパではバラに例えられることもあるたおやかな大輪花、シャクヤク。アトリエには蕾から、こぼれるように花開いたものまでさまざまな衣愉のものが揃い、華やかな香りに満ちていた。濃いピンクは特にエレガント。

大ぶりのアジサイをアクセントに、ブルーから紫、淡いピンクのヤマアジサイを約40本合わせ、ボリュームたっぷりかつ涼やかな印象に作ったアレンジメント。ハープや色づく前の尖ものを加えてさらに夏らしく。アジサイは水落ちしやすので、しっかり保水できるように人きめの器とフローラルフォームを川意し、茎を長く残して挿すことがポイント。